オリンピックに無い日本にしかない男子新体操
日本唯一の競技男子新体操
リオ五輪真っ盛りですが、日本が世界に誇るスポーツ芸術”男子新体操団体”。
オリンピックに男子新体操はありません。
恐らく日本以外に男子新体操はなかったと思います。
なので、世界唯一の競技で、その最もユニークでユーモアあふれる高度な演技!
男子体操競技団体と男子新体操団体との違い
体操競技の団体は、一人づつ演技していきます。
新体操団体は、6人で3分間床の演技をします。
男子器械体操は床以外にもあん馬・吊り輪・跳馬・平行棒・鉄棒など器具を行います。
男子新体操団体は、床での演技のみです。
なので、男子新体操は振り付けとタンブリングが主な構成で、音楽があるというのも男子新体操の特徴です。
技の難易度も大事ですが、6人がしっかり呼吸と動作を合わせて演じるのが重要です。
以下Youtube動画サイトの説明文掲載
鹿児島実業が今のようなスタイルの新体操をするようになったのは、10年以上前の話。
最初は物珍しさと面白さで注目を集めたが、その実力には疑問の声がささやかれていた。
しかし、さまざまなバッシングを乗り越えて彼等は自分たちのスタイルを貫き通そうとした。
やがて、少しずつ彼等の行う「面白い新体操」はブランド化され、彼らのような新体操を行いたいと、
名門ジュニアチームにいた選手すらも鹿児島実業の門をたたくようになった。
気づけば数年前までは団体演技を行うための6人すら集まらなかった鹿児島実業は、
3チームを作れるまでの大所帯の部活となり、その人数から生まれるレギュラー争いによって、
チームの実力は飛躍的に上昇した。
それこそ、全員が普通の新体操を行えば熾烈な上位争いに食い込むほどの実力をつけてもなお、
彼等は自分たちの新体操「みている人を笑顔にする新体操」を辞める事はなかった。
見方によっては彼等がふざけているように感じる人もいるかもしれません。
ふざけてるんです、誰よりも真剣に、熱くふざけてるんです。
きっとこれからも彼等は この新体操を続けていくでしょう。
青春時代の3年間を、たった3分のネタのために燃やし尽くす彼等を応援してあげてください。
3分の演技時間のために青春の3年間をかける鹿児島実業。
たとえ点数が出なかったとしても、「観客の笑顔が見れたら全て良し」
そんな愛すべき馬鹿野郎達によって汗と涙と魂を燃やして繰り広げられる全身全霊の悪ふざけ、
ぜひ活目して御覧ください。
引き続き説明文:メディアの方々へ。
昨今、鹿児島実業や青森大学といった男子新体操チームの演技が多くのメディアに取り上げられていることはとても喜ばしい事と感じます。
男子新体操は多くの人に感動を与えるすばらしいスポーツである一方で、
「マイナースポーツ」という肩書きは未だぬぐえません。
競技人口の少なさやや普及の観点から、2008年をもって国体からも除名されております。
メディアの注目を集める一方、競技そのものが抱える問題はひとつとして解決しておらず、
このままでは男子新体操の存続は非常に厳しいです。
どうしても、見世物パンダのように終わってしまう取り上げられ方をしてしまうのですが、
もしよろしければ男子新体操が抱える問題についても取り上げていただき、
メディアの持つ大衆へ訴えかける力によって、何かしら男子新体操の存続、
そして普及・発展のための機会やお知恵を拝借できればと思います。
彼らが3分間にかけた想いを無駄にしないためにも、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。