首抜きのやり方
希少な首抜き整体

首抜き整体をやっているところは少ないです。
大阪門真整体院のやり方を解説してみようと思います。
読んだだけでできるようになるほど整体は簡単ではないのでご注意下さい。
首抜き整体は瞬間的に牽引するので習得には勇気が要ります。
首抜き整体のやり方
手順はタオルを首に巻いて引っ張るだけ。
極めてシンプル。
引っ張るだけなら誰でもできますが、
コツがあり注意点も多いです。

首抜き整体をする時の注意点
①バスタオルを使って正面で交差し
首との間に遊びを作らない
②試し引きして苦しくないか確認して、
舌を噛まないように「口は閉じといて下さい」と指示
③頭を浮かせて、
首を軽く伸展(屈曲だと引いた時に喉仏を圧迫する・ただし屈曲が楽な人もいる)
④相手の脱力を感じるために、
持ったタオルを軽く揺すったりする

⑤体が少し動くくらい引っ張って、
タオルに体重のテンションを感じる
⑥テンションを保ったまま、
肘を曲げて体を前屈みにする
⑦前屈みから起こしてきて大胸筋収縮でアジャスト(牽引)
⑧アジャスト(牽引)は素早くすればストロークは長くならない
⑨頭一個分か半分くらい体が動くだけ
⑩もっと動きが小さくてもバリバリ鳴ることがある
(5センチ以下でも鳴る)

11.踵がベッドに出て引っかかるくらいがちょうど良いブレーキ
12.身体の軽い人は砂嚢やビーズクッションを置くこともある
(硬い人は膝を直角にまげて、下腿をベッドの外に出してする時もあり)
13.一回勝負だが方向を変えるなどして2回することもある
14.初めて受ける時が一番バキバキなる
15.何回も受けていると全く鳴らなくなる人もいる
(最初に「3回目くらいには鳴らなくことが多いです」と一言付け加えておく)

16.術者には聞こえないが本人にはすごく聞こえる
17.そのため「大丈夫でしたか?」「どこか鳴りましたか?」と終わった直後聞くようにしている
18.牽引の方向は床に水平に引くか、
やや斜め上に引くか(15度)、上に引くか(30度)人それぞれで、
やや斜めというのが一番多い
19.肩甲骨の間(胸椎3〜8番)で鳴るのが一番多い
20.骨盤(腰仙関節)まで響かせたら快心の一撃
21.胸椎や頚椎の矯正した後でもバリバリ鳴るので、
実際どの関節がなっているか不明だが、
椎間関節ではないかと思われる

22.頚椎矯正がなりにくい時に首抜きした後すると鳴ることがある
23.脱力できていないとただ体が動くだけになる
(胸椎矯正でお尻が浮くのと同じ・骨動かず体動く)
24.やはりでかい人はしんどくて、
100キロ越えだとこっちもMAXでする感じ

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25.試し引きでボキボキなる人もいる
26.引く時に指爪が喉・首・耳たぶに食い込まないように注意
27.当然ピアス・ネックレス・メガネなどはずすが、
外せない時にもそのままできる時もある
28.その場合かなりショートなアジャストだとうまくいくことが多く、
逆にあまりに動きが大きいとどっか痛くなる可能性大

どの矯正も瞬間的な動きなのでいろんなリスクを想定して、
危機回避できるフォームを習得すること。
矯正や技が沢山できるよりも、
一つしかできないが、
どんなに人にも会心の矯正ができることの方が大事です。
それには、ここに挙げた注意点以外にも臨床場面でとっさに意識しないといけないことも起こり得ます。
なので日々精進ですね。
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