腰痛と肩があがりにくい
腰痛と肩の上りにくさがあったテニスコーチ様
スポーツ腰痛のブラックボードを見てこられました。
腰は筋膜リリースと動体療法・骨盤調整で楽になりました。
肩の方は肩甲骨はがしと肩関節の前側・力こぶの筋肉(上腕二頭筋)を調整すると楽に上がりました。
運動がお仕事なのでテニス肩の予防や腰痛ストレッチなどお話しさせてもらいました。
スポーツ腰痛の特徴
スポーツで腰が痛くなる場合は反らすと痛いケースが多いです。
突発的な怪我の場合は様々ですが、
慢性的に痛くなる場合は前屈よりも反らす【後屈】の方が多いです。
スポーツでは自分筋力の限界まで出力するあるので、
腰を鞭のようにそらしたり、ひねったりしながら酷使するからです。
スポーツ選手は腰椎分離症やすべり症など多いのはそのためです。
スポーツの腰痛について詳しくはこちらで→スポーツと腰痛~多いのは捻り痛と反らし痛~
スポーツ腰痛の整体①
そらして痛い腰痛の場合は、背骨同士がぶつかります。
反らした状態でも骨と骨の間を広げるイメージが大事です。
骨間を広げるためには、動いてもらいながら整体すると効果的です(動体療法)。
最初は痛くない方の前屈をします。
この時に腰に指を当ててスゥーっと擦るように伸ばします。
動作に合わせるので、スムーズに腰骨の隙間が広がります。
スポーツ腰痛の整体②
全体に広げたところで、最も痛み出るところの一つ上の腰骨を矯正します。
なぜ一つ上かというと仮に腰椎4番と5番の間で痛み出ている場合、
ここの炎症自体はすぐには鎮まりません。
その場合一つ上の腰椎3番と4番の間を矯正して可動域を上げることで、
4番5番の負担を減らすことができるのです。
当院で瞬間的に楽になれることが多いのは、
痛い所に負荷がかからないように体調整していくからなのです。
簡単に言うと右手が疲れて来たら左手を使うようなことを背骨一本づつで調整をしているのです。
矯正法例
1.軽く前にお辞儀をしてもらいます
2.痛い所一つ上の椎間に指を当てます
3.お辞儀を戻して真っすぐ座ってもらいます
4.深呼吸で息を吸ってもらいます
5.吐いていってもらって、吐き切ったところでトンっと突き上げるように矯正します
椎間離開矯正法動画
肩が上がりにくい原因
日常生活では運動不足により関節が固まって四十肩や五十肩になることがありますが、
運動選手や体を動かしている人の場合、筋肉の疲労が考えられます。
筋肉が弱いのでななく、疲労によって張っている状態です。
場所は人によって、スポーツの種類によって色々ですが、
テニスの場合は、肩・上腕・胸・前腕などの筋肉が疲労により緊張します。
筋肉の緊張を軽減するには、筋膜という筋肉の膜を解きほぐすのが効果的です。
三角筋:肩の整体①
肩の代表的な筋肉の一つに三角筋があります。
この三角筋前部繊維がガチガチになっている人が多いので、繊維を櫛で梳かすようにほぐします。
この部分はほとんどの人が硬くなりやすくて、猫背・巻き肩の人には必ず調整する筋肉です。
位置的に前に移動してしまうと肩が上がらないので、後ろから手前に引くように筋肉を矯正していきます。
これにより外から腕を上げる外転動作が楽になります。
腕の力こぶ:肩の整体②
腕を曲げたときに力こぶができますが、
これは上腕二頭筋といってテニスやラケットなど種具を使うスポーツでは強い筋力を必要とする筋肉です。
この筋肉の膜を伸ばすことで肩がグンっと上がりやすくなります。
筋膜を伸ばすのはストレッチではなく、筋膜リリース法と言います。
まず、肘を曲げて上腕二頭筋をたわめます。
この時に力を入れず軽く肘を曲げます。
脱力した上腕二頭筋の肘側に指3本か4本当てて、ゆっくり肘を伸ばしていきます。
当てる手は強すぎては筋膜が伸ばされません。
ここが経験のいるところです
同じように肘を曲げて、今度は少しずらしていきます。
これを、肩の付け根まで3・4回に分けてしていきます。
服のしわを筋膜に例えたら、肘側から肩方向へしわが寄せられていくイメージです。
これにより肩のツッパリが減り、肩が楽に上がります。
大胸筋:肩の整体③
大胸筋は胸骨から腕の付けに向かって、筋繊維を櫛でとかすように手前に引いていきます。
三角筋と上腕二頭筋でかなり楽になるのですが、
大胸筋の筋膜伸ばしでさらに肩が上がりやすくなります。
首や背中のストレッチの方が肩が軽くなると思う人もいるかもしれません。
もちろん、広背筋や僧帽筋などストレッチするのは悪くないです。
ですが、腕が上がりやすくなるのは大胸筋なのです。
肩を上げた時に引っ張られる筋肉は前側にあります。
三角筋も上腕二頭筋も前側です。
そして、この2つよりも大きな筋肉が大胸筋なのです。
大きな大胸筋が硬いと肩を前から引っ張ることになるので、大胸筋を筋膜リリースすることが有効になるのです。
仕上げに肩甲骨はがし
筋膜がしっかり伸ばせたところで、土台である肩甲骨ごとストレッチしていきます。
商標登録もしている「大阪もん肩甲骨はがし整体」です
スポーツされている人なら大体、はがせるのですがあまりにマッチョで筋肉質の人は無理な場合があります。
その他詳しくはこちらで→肩甲骨はがしのページ
患者様の声
四條畷市の患者様 テニスコーチで腰痛がありました。
スポーツ腰痛の看板を見てきました。
腰痛がひどくて悩んでいたところ、肩の上りも悪く動きが悪かった。
とても楽になりました。
腰の重さを感じなくなり背筋が伸びるようになり、満足しております。
気になることがあれば早めに来院されると良いです。
<ご記入ありがとうございました。>
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