野球肩と背骨の歪み
野球肩の全般的な治し方についてはこちら☞野球肩の解説と治し方
野球肩
当院には野球肩で通院される方が多いです。
肩甲骨の硬い人は野球肩になり易いので、
画像のように肩甲骨はがしで症状を改善していきます。
左投げの人に野球肩は比較的少ないです。(もちろんサウスポーでも痛める人は多々あります)
背骨のゆがみパターンから投げるには左の方が痛めにくいからと私は想像しています。
体のゆがみパターン
沢山の背骨を見ていて、
8割以上の背骨は肩甲骨の間で右に曲がり、
腰辺りで左に曲がっています。
心臓は左に肝臓は右に位置していますので臓器を避ける様に背骨が曲がるのは自然でしょう。
背骨のゆがみから肩甲骨と骨盤もズレが生じます。
すると右の肩甲骨が下がり、
右の骨盤が高くなることが多くなります。
ようするに右側の腰から背中の筋肉が縮んでいます。
※腰椎が左に、胸椎が右にという歪みの流れで首は右に傾きやすいです。
野球肩と歪み
右の投球動作は右側の筋肉を伸ばすことでおこなわれますので、
背骨の歪みは真直ぐにすることでフォームが改善されやすくなるのです。
左投げの場合は歪み的には、
アドバンテージがあるくらい有利なのですが、
それでも肩の使い過ぎは肩関節そのものに負担がかかります。
特に左首から左肩先にかけての筋肉は、
歪みで委縮していることが多いので、
僧帽筋や三角筋といったアウターマッスルをしっかりストレッチする必要があります。
僧帽筋・三角筋の整体
僧帽筋や三角筋は簡単に触ることができますが、
効果的にほぐす整体を紹介します。
僧帽筋ストレッチ整体
僧帽筋は肩こりの筋肉でもあるのですが、
自律神経ともかかわるので精神的な状態も影響します。
野球肩では僧帽筋の上の方の筋肉を弛緩させることが大事です。
うつ伏せに寝て、腕を伸ばしたまま後ろの曲げて内側に寄せます。
これにより肩甲骨の先っぽが浮き上がり、
僧帽筋上部線維を引っ掛けやすくなり、
腕を回しながらほぐしていくと僧帽筋が緩んでくるのが分ります。
すこし痛いくらいですが、
痛い位が終わった後軽くなるので丁度いいです。
三角筋のストレッチ施術
三角筋も触りやすくまた鍛えるとモコッと隆起するので筋トレの効果を実感しやすいです。
野球肩で傷めるのは、前側の繊維です。
この繊維は捻じれやすいので、
捻じれた歪みをとるように整体します。
座った状態で腕を横に広げて、
後ろから施術者の方へ繊維を捻じるように引いて行きます。
大胸筋と三角筋の溝があるのでそこに引っ掛けて引いて行くこと。
その後は大胸筋と三角筋前部繊維を肩へ向かって筋膜リリースしていくとなお良いです。
左野球肩の患者様の声
草野球で先発投手で6回くらい投げたときに、左の肩が痛くなった。
2週間しても痛みが治らないし、首筋から肩甲骨がピクピクしてきた。
首を上に向けても痛い。
野球肩の動画を見て予約した。
安心して施術を受けれました。
<ご記入ありがとうございました>
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